忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年07月25日(金)勘をたよりに歩く

ちょっと下北沢へ行くことがあったんだけど、各駅停車に乗ったら、事故とやらで隣の東北沢にしばらく停車した後、『この電車はここで発車を見合わせさせていただきます。』とのアナウンス。って、ここで降りろってこと?..のようだった。仕方がないので東北沢で電車を下車してシモキタ方面へてくてく歩く。土地勘がないうえに、あのへんは道が行き止まりだったり、まっすぐだと思って歩いてるとびよーんと斜めに行ってたりしてこわかった。けど、歩き回るうちに突然シモキタの見慣れた商店街に出て、とりあえず行けた。
少年王者館の天野さんが映像監督をした、というとあるお芝居を観る。映像はよかった。早く映画をできるといいのになー。
終わってからさくっと洋風定食屋さんでごはんを食べる。ドーナッツフィルムズメンバーのUさんといろいろ作戦ばかりをたてる。これが全部実現すると面白いのになー。

会計をすませてお店を出ながら、店員さんに『ごちそうさまー』と言ったら、その人は店員さんじゃなくて、普通の知らないお客さんで『オレ????』という顔をされる。まちがえました、すいません。

帰宅してしばらくするとUさんから電話があり、購入したカメラでUさんがテレビ電話(テレビチャットか、この場合)になってる。しばらく3人でネット上で会議、というミラクルなことを味わってみた。へえへえへえへえ。たいしたもんだ。

[link:28] 2003年07月25日(金) 16:51


2003年07月23日(水)おばさんたち

電車に乗って遠くまで仕事。
ゆうべ2時間しか寝ていないので体調最悪だったが、混んでる車内で、目の前に座って同僚の愚痴をいいまくる3人組のおばさんたちのおかげで、よけい体調は最悪に.....。いたたまれなかった。最初、どういう職場のおばさんたちなんだか全然わからなかったのだけど、どうやらキオスクで働くおばさんたちのようだ。やり玉にあがっているNさんという人は『最近天狗になっている』らしい。で、『タバコをつめるのが遅い』とか『値段をつける要領がわるい』とか細かいことを『いちいち忠告してくる』のが、そのおばさんたちには気に入らないらしい。で、三人組の中心人物的(小学生の女子グループの構造とまったく同じである)なおばさんが『あんな人、東北のお座敷列車か夜行の一時間で10万20万売れるような激務の売店に行っちゃえばいいのよ!』とご立腹であった。更に『私は各駅の売店に「Nさんてって人かわいがってやって」って言ってるのよ。』って。こわすぎる。っていうか小学生?その横であとの二人が『へー、そう。Nさん大体何様のつもりなのかしらねえ。』と一生懸命相槌を打っている。
あんまりそのまんまの『愚痴をいう女子グループの図』だったので笑ってしまいそうでした。

[link:27] 2003年07月23日(水) 23:19


2003年07月21日(月)うーぬぬ..

せっかく『9souls』っていう映画を観にいったのに、思ってたのと全然ちがって、ひとことで言えばがっかり..。
予告を観たら面白そうだったし、面白そうな人が結構出てるのになあ。ま、いいや。時間の無駄遣いもまた人生の面白いところ。.....ていうほどの映画でもなかったのがまた悲しいところであった。ま、いいや。ぶつぶつぶつ。

で、その後韓国料理屋さんへ行って、気分を挽回したのに、
さらにその後、一緒に行ったUさんSさんは帰り道でお友達にばったり会って(私は会えなかった)お家に招かれ、沖縄のほとんど食べる宝石、との噂の『完熟マンゴー』をごちそうになった、との報告を受け、またまたがっかり。
だったら、自分で取り寄せれば、との話に乗ったものの、もう『完熟マンゴー』の申し込みは終了してた....。

とりあえず、『おいしいものと加藤千晶』コーナーにて、韓国料理屋さんで気分が盛りかえした時の加藤千晶をお楽しみください。

[link:26] 2003年07月21日(月) 15:03


2003年07月19日(土)あ、連休?

うちに桃の船がついた。つい先日桃が食べたいなあ、と思って買ってきたところへ、親戚のおじちゃんのところから立派な桃が一箱届いた。うれしいっ。

テレビをぼーうっと観ていたら、あるCMに、先日別のCM録音の時にお会いしたディレクター女史が一瞬登場したように見えてちょっとびっくり。そのディレクターさんは初めてお目にかかる方だったので、いまひとつ自信がないのだけど、一緒に回文の話をしたりしたので、たぶん間違っていないと思う。真相やいかに。監督が自分の映画の思いもよらないところで登場してるというのはよくあるし。

[link:25] 2003年07月19日(土) 23:38


2003年07月18日(金)パスカルズ、かぼちゃ商会

前から一度観てみたかったパスカルズ、そしてかぼちゃ商会のジョイントライブを観に行った。
ライヴの前に、この間から行っても行ってもいつもお休みだったりした私の好きなお店に今日こそは、といさんで行ったが、今日も骨董市に出店の為臨時休業、だった。ショック。おかげで変なふうに時間があまってしまい、よけいな買物をしてしまう。

それはさておき、ちょっとだけ遅れて会場へ入ると、私が入ったのは2曲目が始まったところだったんだけど、私が入ろうとつかんだ入り口のドアがすごい勢いで開いて、中から中年女性が『ひどい!』と叫びながら飛び出してきた。どうしたのかと思ったら、『ひどい!こんなひどいのは聴いていられないわ!』というまったく謎の捨てセリフを残して、扉もバターン!とすごい勢いで閉めて、おばさんは走り去っていってしまった。私と扉のところにいた受付の人はあっけにとられてしまい、しばらくぽかーんとしていたのだけど、我に返って中に入りました。演奏は素晴らしく、しかもまだ2曲目だし、何がそんなにそのおばさんにとってひどかったのか皆目わかりませんでした。普通、ちょっと『あれ?思ってたのとちがうな』と例え思ったにしても、一曲目で帰るのはどうかなあ。そんな激しい反応を勝ち得たパスカルズを少しうらやましいと思いました。でもパスカルズの名誉のために書いておきますが、パスカルズ、本当によかった。楽しかったです。演奏している人たちが楽しそうなのも素敵。大所帯なのもうらやましいなあ。
かぼちゃ商会は本当に全国、国外問わず商店街で、ストリートでちんどんをやっている人達のようで、こちらも楽しかったのですが、舞台の上よりやっぱり町の中で観たかった。
お客さんに対するものの言い方とか、扱い方とかがちょっと独特で、純粋に『商売』(あ、決して決していやな意味じゃなく)という感じがなんか心にしみた。
今日の客席はフランス人ぽい人も結構いて、前にいた鼻がものすごく高くて長くてでかいおじさんは、自分の鼻をはじいてリズムをとったりしていて、感心した。

一緒に観ていたSさんが、休憩の時に浮かない顔をしていたので訳を聞けば、『すぐ近くで観ていた全然知らない人が自分とまったく同じ服を着ていて、しかもその人が履いていたスカートも全く同じのを持っている(Sさんはその時はスカートは履いていなかったのがまだ救いだった)。なので気づかれないように、上に羽織っていたカーディガンのボタンをピッチリしめて、おそろいを隠している。そのことが気になってライヴに集中できない。』といって、カーディガンのボタンをピッチリしめている。
しかし考えてみれば、なぜSさんが隠さなければいけないのか?負けた(何に?)ことになるではないか!とその場にいたUさんと私で鼻息を荒くしてみたが、結局ライヴが終わって、その人が出て行ってしまうまでカーディガンを閉めたままのやさしいSさんであった。
終了後、川口さん、お久しぶりの知久くん、初めましてのロケットマツさん、坂本さんなどとおしゃべりした後、失礼する。UさんSさんとラーメンを食べて地下鉄に飛び乗った。

[link:24] 2003年07月19日(土) 01:49

2003年6月16日までの日記


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